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  USI情報システム on WAMP  

 

クロスプラットフォーム

	CMS      情報システム(既存:ready-made)
Apache+PHP+MySQL  LAMP環境
   Linux
	−−−	   USI情報システム(自作:self-made)
Apache+PHP+MySQL   WAMP/LAMP環境
  Windows/Linux

HTMLからPHPへ

  • HTML
    HTMLは、ハイパーテキストをインターネット上で実現できるように考案された文書形式です。 その特長は、どんなOSにも依存しない点です。つまり、HTMLは、必然的にクロスプラットフォームとなるように意図的に設計されています。
  • PHP
    PHPスクリプトは、HTML文書の中に直接に記述できる点に最大の特長があります。この点でPHPは、perlなどのCGIスクリプトより優れています。 HTML文書中に埋め込むことができるということは、PHPはHTMLの一種の拡張だということです。 それに、PHPに移行すれば、HTMLでは不可能だったことが簡単にできます。それは実に魅力的です。 また、多くのウェブサイトにPHPがインストールされているという実績も安心感を与えます。 HTMLからPHPに移行するのは自然なように思われます。
  • しかし、HTMLからPHPに移行することは、私にとってはかなり大きな決断でした。約半年の時間がかかりました。
    私がこだわったのは、PHPは「本当に」クロスプラットフォームなのか、という点です。 もちろん、PHPが多くのプラットフォームで動いていることは知っています。 「本当に」クロスプラットフォームなのか、の「本当に」の意味が問題なのです。
    HTML文書はOSが何であろうと、所定のドキュメント・ルートにコピーしさえすれば、それだけで使えます。 私の場合には、HTMLはWindowsマシンで開発しています。公開サーバーはLinuxで動いています。HTMLが出来あがるたびにLinuxマシンにアップロードしますが、コピー以外の労力はまったく必要ありません。これが私の理解する「クロスプラットフォーム」です。「本当に」ということで私がイメージしているのは、コピーするだけで使える、つまり一切の手直しや修正が不要ということです。 HTMLの場合には、それがクロスプラットフォームであるのは定義の問題です。そうなるように規定するのがHTMLの目的だったのですから。
    しかし、PHPの場合は違います。PHPの定義には、クロスプラットフォームであることは含まれていません。だとすると、PHPもHTMLと同じ使い方ができるかどうかは、自分で試してみるほかありません。 テストするために数多くのスクリプトを書きました。 時間を取られすぎて苦痛になることもたびたびでしたが、 今から振り返ってみると、十分すぎる時間をかけてよかったと思っています。そこから得たものは、PHPを開発するコミュニティに対する信用です。 PHPスクリプトの書き方を工夫すれば(といっても変数をうまく定義するだけの工夫ですが)、WindowsとLinux上でクロスプラットフォーム(というよりも完全互換スクリプト)となる、という結論に達しました。
  • CMSは使わない。PHPスクリプトはすべて自分で書く。
    PHPをインストールしている多くのサイトで、LAMPは環境にすぎないようです。実際には、CMSのシステムを入れて、そのシステムによってサービスを提供しているようです。
    どんなCMSも使いません。ハイパーテキストのデータにCMSへの依存性が感染するのを断固として予防するためです。 特定のCMS上でないとうまく働かないようなデータベースは、私にとってはガラクタも同然です。
    USI情報システムの機能はPHPスクリプトだけで実装されています。システム要件はphpだけです。 動かすための条件は、Windows上かLinux上でapaceh+php+mysqlがインストールされていることだけです。それ以外に依存するアプリケーションはありません。
    PHPスクリプトはゼロから自分で書き上げました。 本当の意味でWindows/Linux完全互換のシステムを作るには、自分でスクリプトを書くしかありません。